星野仙一が阪神で成し遂げた3つの偉業とは。闘将が残したイズムの継承を。

星野仙一が阪神で成し遂げた3つの偉業とは。闘将が残したイズムの継承を。

2018年の仕事始めを迎える人にとって、本当に悲しいニュースが飛び込んできました。2003年の阪神リーグ優勝のときの名将・星野仙一さん70歳がお亡くなりになったようです。まず始めに、ご冥福をお祈りいたします。

いやーそれにしても、あまりにも急な訃報に呆然としております。しばらく時間が経ってから、さみしい気持ちから涙が止まらなかったんですが、本当に残念でなりません。

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星野仙一の阪神タイガースでの3つの偉業とは

まずは、星野仙一さん。野球界のためにご尽力いただき本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でした。

星野仙一さんが阪神の監督として着任されたのが2002年シーズン。それからわずか2年間のみの阪神の監督でしたが、その功績とインパクトは強烈でしたし、数々の偉業を成し遂げられたと思っています。

冷静に分析してみると、その偉業とは大きく分けて「勝ちにこだわった意識改革」「徹底した戦力補強」「卓越したメディア戦略」の3つだったのではないでしょうか(固くてすみません)。

まず勝ちにこだわった意識改革。2003年の阪神リーグ優勝の時代から阪神ファンだった人ならわかるかと思いますが、今の強い阪神を作ったのは星野仙一さんだったと思うんです。戦力のことではなく、チームに勝ちにこだわった意識を植え付けてくれたという意味で、その基礎を作ってくれたのはまさしく星野監督でした。

過去の順位を見てもらえばわかるんですけど、1990年代から2000年あたりまで阪神は最下位ばかりで、とてもじゃないけどAクラスすら入れない状況でした。貧打とエラーが悪循環となって積み重なり、どうやっても全く勝てない時代だったと記憶していて、かの名将・野村監督をもってしても3年連続最下位でしたから。そんな嫌な負けグセがついてしまっていた阪神タイガースを、2年で優勝に導いた監督こそが星野仙一さんなのです。

闘将と恐れられる星野監督が阪神タイガースに来られ、チームをイチから立て直し、一気に強い集団に生まれかわったわけです。2003年を皮切りに、2005年に再びリーグ優勝しましたし、それからもずーっと最下位を経験しなくなりました。阪神タイガース=強いというイメージに変えた星野さん。彼が阪神を再建したと言っても過言ではないですし、まさに偉業を成し遂げた人物といえるのではないでしょうか。少なくとも暗黒時代を知っている私としては、星野監督への感謝の気持ちが尋常じゃないくらいスゴイです。

そして徹底した戦力補強。2002年を4位で終えた星野監督は、オフに現監督の金本知憲選手をFAで獲得し、日本ハムからのちの最多勝投手・下柳剛選手と捕手の野口寿浩選手、さらにJFKの一角となるジェフ・ウィリアムス選手、そしてメジャーから伊良部秀樹選手を獲得しました。

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「血の入れ替え」と当時は話題になりましたが、大量の選手を解雇して外部から人材を取り込む戦略を打たれたわけですが、これが功を奏して翌年の優勝につながりました。ちなみに以前の阪神タイガースは、外部からFA選手や有名選手が加入する文化は全くなかったですし、今では考えられないくらい貧乏球団だったんですよね。ですから、金本知憲選手が加入するって聞いたときは信じられませんでした。

こういった戦力補強の文化を阪神に取り入れたのも星野仙一さんでしたし、のちに新井・福留・糸井選手のような大型補強ができるくらいの大きな土台を作ってくれた方なんですよね。生え抜きの若手選手だけで勝つのは理想ですが、勝つための戦力補強を積極的にやるようになったのも、星野監督は最初だったと思っています。

そして最後に卓越したメディア戦略です。阪神タイガースは超人気球団ゆえに、毎日スポーツ紙の一面を飾るわけです。それは、強い時代であれば強力な武器になるのですが、弱い時代は強烈なバッシングにもなるという危険性もあり、星野監督はそこに目をつけたわけなんです。

その戦略というのが、関西のメディアと協力して阪神を盛り上げ、優勝の雰囲気を作り出すというものなんです。批判的な記事を書くのではなく、選手やファンを盛り上げるような記事作りをメディアに要請し、一体となって優勝を目指すという戦略を打ち出したと言われています。

このおかげで、新聞やテレビで阪神を批判するような報道を見る機会がかなり減りましたし、監督や選手を貶める批判的な記事も見なくなりました。これもまた星野監督の偉業だと思いますし、影響力のあるメディアを味方につけて上手く操っていたというのは、本当にスゴイことだなと改めて感心しました(安倍首相も真似て欲しい☆)。

これら3つの偉業は、星野監督が成し遂げたものではあるのですが、今も阪神タイガースに脈々と受け継がれています。金本監督を見ていると、星野監督と似ている部分がたくさんありますし、金本監督自体も星野監督を参考にしているところがたくさんあるんじゃないでしょうか。

「勝ちたいんや!」のイズムを継承せよ

星野監督といえば、「勝ちたいんや!」というキャッチフレーズが有名でしたが、今の阪神タイガースに一番必要な言葉なんじゃないかと思っています。勝ちに対する意識や執念、こだわりをもっと強く持ってほしいというのが、阪神ファンの本心だと考えています。

金本監督がよく言っていますが、勝ちに対する執念が阪神というチームには伝統的に欠けています。星野監督の時代は良かったんですが、岡田監督→真弓監督→和田監督と変化すればするほど、少しずつ勝ちに対する気持ちが薄れてきているんじゃないかと思うんですね。

ぜひこの「勝ちたいんや!」の関西ならではのイズムを継承して、常勝軍団を築いていってほしいなと心から願っています。私も今年はメチャクチャ応援しに行きますので、天国から阪神タイガースを見守っていてくださいね。本当に残念なニュースではありましたが、星野仙一さんの戦う気持ちを心に、金本監督と選手たちは頑張ってほしいと思っています!

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