マテオ守護神失格から復活を誓う。ヒゲ魔人は阪神を優勝に導けるか。

マテオ守護神失格から復活を誓う。ヒゲ魔人は阪神を優勝に導けるか。

虎の守護神といえば、藤川球児選手や久保田智之選手、近年なら呉昇桓選手が記憶に色濃いかもしれない。2015年で呉昇桓選手が退団した後、後継者として獲得されたのが、マルコス・マテオ選手だ。「ヒゲ魔人」という愛称で呼ばれるとおり、あごひげを蓄えた強面のドミニカンだが、メジャーでも活躍していた実力ある選手であった。

2016年シーズンは独立リーグから藤川球児選手も復帰、ラファエル・ドリス、中日から高橋聡文選手も補強されたことから、中継ぎ陣は磐石だと思われた。しかしフタを空けてみれば、藤川選手は不調、ドリス選手は後半戦から活躍したがケガが発症、まともに働いたのは高橋選手だけであった。そして、マテオ投手もピリッとしない投球を連発し、「ちょ、マテオ」と揶揄されたほどだ。

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マテオに押された守護神失格の烙印。2017年の展望を占う。

2016年シーズンのオープン戦の段階では、マテオ選手の評価は非常に高かった。150kmを超えるストレートを中心に、鋭く曲がるスライダーで三振を量産していたため、呉昇桓選手に変わる守護神としては合格であると判断されていた。

2016年度の成績
52試合 1勝3敗 20セーブ 7ホールド 防御率1.80

数字だけ見れば、上々の出来ではないだろうか。防御率1点台は優秀、登板試合数も50試合を超えており、クローザーとしての獲得は正解だったと言っていい成績だが、数字以上に物足りなさを感じたのが本音だろう。

3・4月こそ良かったものの、5月中旬には5試合連続失点を喫した。その後すぐに、右肩関節炎で登録抹消して3週間弱戦線離脱しているのだが、おそらくこの印象が強く残っているのだろう。これを機に、ドリス選手が一軍で頭角を表し、マテオ選手はクローザーからセットアッパーとして起用されるケースが増えたのだが、守護神としてはあまりに不安定だったといわざるを得ない。

防御率の低さから2017年シーズンも1年契約で残留したが、今年は勝負の年と言っていいだろう。ドリス選手に加え、メンデス選手も新たに加入したことから、中継ぎ陣の争いも熾烈を極めている。外国人枠は4つしかないこともあり、1名は二軍行きとなることが決まっているため、マテオ選手も必死だろう。ぜひ、ドリス・メンデスとともに大活躍してほしいものだ。

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マテオvsドリスの構図再び!守護神はどっちだ!?

2016年シーズンに引き続き、2017年も守護神はドリス選手かマテオ選手となりそうだ。3月の時点では、メンデス選手が二軍調整となると見られており、メッセンジャー選手とキャンベル選手を合わせた4名が開幕一軍となると予想される。

さて、マテオ選手とドリス選手の守護神争い、どうやらドリス選手有利の状況のようだが、私個人的にはマテオ選手の方が良いと思っている。なぜなら、ドリス選手はピンチに弱いイメージがあり、ランナーを背負うと球威が落ちてしまう印象があるからだ。首脳陣は「落ちる球があるから」という理由で守護神に指名しているそうだが、少し疑問符がつく。

さらに、マテオ選手はランナーを背負ったときに良い球を投げるという傾向もある。

3月19日のヤクルトとのオープン戦でその片鱗が見えた。9回裏の登板にて、ヒットを打たれた後に上本選手がエラー連発でノーアウト満塁のシーン。私はちょうど現地にいたのだが、マテオ選手の顔が怒りに満ち、そこから投球のテンポが一気に変わったのだ。

ロジンなんて一切目も触れず、ひたすらスライダーを投げ込み二者連続三振とサードゴロでゲームセット。絶体絶命のピンチを自らの力に変えて、金本監督大絶賛の「ケンカ腰投法」で相手をねじ伏せる。投手はこれじゃなくてはいけない!とばかりに、攻めの姿勢全開で投げ込んでいたシーンは、非常に頼もしく思えた。

感情的になるのは一長一短だと私は思っているが、マテオ選手のように力に変えることができる選手にとってはプラス材料。ピンチを背負う場面は見たくはないが、マテオ選手なら力でねじ伏せてくれるんじゃないかという、信頼感が芽生えた瞬間であった。

まとめ

マテオ選手については、2016年は不本意なシーズンだった印象であるが、2017年は特に期待したい。野球はまず守護神を決めてからチームを作ると言われているとおり、マテオ選手に安定感が増せばチームの柱がしっかりするのだ。開幕まで2週間を切ったが、1年通してケガがないようにしっかり心身ともに準備してほしい。

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