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梅野隆太郎、亡き母の思いを胸に活躍誓う。強肩強打を武器に正捕手奪取なるか。

九州に梅野隆太郎あり。高校時代からその名を轟かせていた男が、2013年に阪神タイガースに入団した。捕手が9人もいる中、ルーキーイヤーに92試合に出場するなど、すぐに能力を発揮して最高のプロのスタートを切った。しかしながら、1年目を境に56試合、37試合と年々出場機会を減らし、正捕手争いに遅れを取っているのが現状である。

そして4年目を迎える2017年。並々ならぬ決意で正捕手争いに臨む梅野選手だが、ライバル選手も虎視眈々とレギュラー獲得を狙っている。果たして正捕手を獲得できるのか、梅野隆太郎の野球人生を賭けた戦いが始まろうとしている。

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男手一つで育てた父と、亡き母の思いを胸に目指す

小学校2年生の頃から野球を始めた梅野選手。父親がコーチをやっていた片縄ビクトリーというチームに入団し、外野手・捕手を経験。中学ではジャパンリーグ2連覇、特待生で入学した福岡工大城東高校では、1年夏からスラッガーとして注目を浴びて主将も経験。進学先の福岡大学では、2年春から4季連続で全国出場、主将や大学日本代表4番も歴任。

輝かしい野球人生に見える学生時代だが、私生活では小学校4年生の頃に母親を亡くしている。生前、母親から「プロ野球選手になれるなら、そうしてやってほしい」と父親に伝えられた。その言葉を胸に、父親は梅野選手がプロ野球選手になれるように、全力でサポートしてきたのだ。内装業を営みながら、朝と晩の食事を作るというハードな毎日は苦労の連続だったそう。

資金面もギリギリの生活。高校時代は、特待生かつ寮生活だったため生活費はかからないが、遠征費は毎月10万円かかる。工面するために各方面から支援を受けていたそうで、生活するのもやっとだったそうだ。梅野選手をプロ野球選手にするため、一生懸命支えていたのが父親の存在だったのだ。

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「プロに入って、家族や親戚に恩返ししたい」という思いを周囲に語っていた梅野選手。その気持ちを胸に、大学時代も野球漬けの毎日で努力を積み重ね、夢のプロ野球選手になったという背景があったのだ。

梅野隆太郎が持つ強肩強打の才能

173cmという小柄な捕手である梅野選手だが、内に秘めた馬力は破壊力抜群だ。高校・大学とたくさんホームラン放ってきた梅野選手、実は背筋力224kgという驚異的な記録を持っている人物なのだ。かつてメジャーでも活躍したスラッガー城島選手でも、MAX220kgという記録だったことを考えれば、相当なパワーの持ち主だと分かるだろう。

そして、守備面でも能力の高さが際立っている。二塁送球にかかる時間わずか1.7秒という記録を残しているのだが、1.9秒が一流捕手の目安と言われており、フットワークと肩の強さは折り紙つき。パンチ力のある打撃だけではなく、強肩を持つ守備力の高さが梅野選手の強みであり、武器でもある。

ただし、目下の課題は配球面の成長だ。ルーキーイヤーから出場機会を減らした最大の理由は、配球面の問題と言われており、そこの改善が見られれば一気に正捕手奪取も可能というわけだ。春季キャンプを終え、原口がファーストにコンバートされたことが発表されたことから、残る候補は梅野選手、坂本選手、岡﨑選手の3名に絞られる形となった。

ペナントレース開幕後も正捕手争いは継続するとは思われるが、ある程度固定して起用すると矢野コーチも明言しており、正捕手争いはクライマックスを迎えていると言っていいだろう。両親への感謝の気持ちを胸に、ぜひ正捕手を獲得して、晴れ姿を見せてほしいものだ。

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